ある大手自動車メーカーの営業企画部課長は、いまでは珍しい名前の「山田平太郎」です、彼は部下からの信頼が厚い人物です、「何事にも失敗を恐れず考えて挑戦しろ、失敗は人を成長させる、」が口癖です。その部下の、「大内君」は、とても謙虚で爽やかな若者です、ただいま、グローバル時代に相応しいエリート教育中です。

AMRI研究員の経済解説

avatar
大内君
課長は、いまの時代は戦国時代だと言いましたね。
avatar
山田課長
昔の時代劇に「国盗り物語」があった、「生き残り」、「天下を獲る」ことに執念を燃やした戦国時代劇だ。それはいまも変わらない、「企業は生き残って」、そして「世界を制覇する」、「市場を奪い合う」そんな時代だ。世界制覇には、「物づくり」の新技術や開発力で最先端をいかなければならない。そして、戦いには強い武将が必要なのだ。戦国武将は、戦い方の能力だけでなく、和歌や茶道を修める教養人でもあり、剣術や馬術といった武芸にも長けていたという。いまの時代で「能力」や「教養」は、「スキル(skill)」 と呼ぶのかな、ビジネススキルとしては、「英会話」や 「Word、Excel 」などを使いこなす能力、そして「統計学」、「経済学」があればいいね、
avatar
大内君
私には、「スキル」を高めてやりたい「夢があります(I Have a Dream)」、それは、アメリカ支社に行って活躍することです。
avatar
山田課長
いいことだよ、頑張ったくれ。アメリカ人には、いまも「frontier spirit」、「開拓魂」が生きている、昔、アメリカ移民が、荒れ地を開拓して町を作ったように、何も無いところに分け入って行き、ビジネスなどを築きあげる精神力だ。それが、「アメリカン・ドリーム(American Dream)」となっているのだ、家柄や身分に関係なく、能力があれば夢がかなうことだ。日本人は「叶わぬものを夢でみる」ようだけど、アメリカ人は、「叶える夢を見る」というよ。是非とも「夢を実現」してくれたまえ。その意味でも、いまは、「スキル」を高めることだ。
avatar
大内君
ところで今日は、どんなテーマですか?
avatar
山田課長
今日は、「景気と金融市場」だ。「株価は景気の体温計」だと言われている。景気を知るには「株価を読むこと」だよ。例えば、株式市場は心理で揺れているからだ、株価も同じだ。また、企業の成長力や実力の評価は株価が決めているからね。幹部になるには、とても株価は重要なのだ。やや専門的になるけど、株価分析の方法も知っておくといいね。すでに説明したかもしれないが、「PER」、「ROE」、「PBR」、「株主資本コスト」などが大事だ。問題は株主資本コストだ、これは投資家が満足するリターンだと言われているけどよくわからない。これの説明は難しいけど、投資家が満足するリターンは数字では計測できないものだ、満足度は人によって違うからね。それをあえて数値化すると、日本市場では7%程度だとされる。だから経営者は、ROEで7%を目標にしていると言われているのだ。ROEとは、「Return On Equity」の略だ、「株主資本利益率」と呼ばれている。つまり、ROEが高いほど、効率的に株主資本を活用できているといわれている。
avatar
大内君
ROEですか。
avatar
山田課長
それともう一つ、いまの株価で、どのくらいの利益を上げたのか、「株式益回り」も大事だよ。「株式益回り」は、税引き利益を株価で割ったものだ。PERの逆数で計算される。例えば、PERが15倍であれば益回りは6.6%に、またPER10倍であれば益回りは10%になる。投資するときに参考にしている。このように、日経新聞から、日経平均指数の「PER」、「PBR」に関心をもつことが大事なのだ。わが社に対する評価だけでなく、いまの景気の体温が伝わってくるからだ。