ラグビーワールドカップ日本代表の国歌斉唱の場面で母国代表を選ばず日本を選んだ外国人選手が日本人選手以上に大きな声で君が代を熱唱するシーンをご覧になりましたか?筆者はこのシーンを見て驚き感激しました。
外人の方が日本代表となって戦う喜びを表に出しているではないですか!!
034話はラグビー日本代表が日本のこれからの姿を示唆しているように思う、
このシーンをTVでご覧になった経営者は何を感じたであろうか?
について書きます。
何故彼らが君が代を大きな声で歌ってくれるのか?その背景は何なのか?
何らかの縁で日本に関係したラガーマンは日本という国と日本人が大好きになり母国代表を蹴って日本代表の道を選んだそうです。
みんなでローマ字で書かれた(英語でその意味を開設した)ボードで君が代を練習している映像を観ました。
外人の方が日本代表となって戦う喜びを表に出しているように見えました。
一方全員日本人のサッカー日本代表は国際試合での国歌斉唱の場面でどうなのか?
サッカー日本代表は大きく口を空けて国歌を歌っている選手は明らかに少ないです。
こんなシーンを観た海外展開している企業経営者はどう感じたでしょうか?
恐らく自社の海外事業の現地化推進について考えさせられたものと勝手に推察するのです。君が代を練習して日の丸のために身体を張る外国人の可能性を再認識されたものと思うのです。
5年半の交渉を経て大筋合意したTPPによって日本社会を覆う「内ごもり」を破るカギとなるかも知れない。TPPによって人の交流と域内分業、投資で互いに相手を必要とする依存関係が深まると今朝の日経新聞が指摘してます。
人口減少が進む日本にとって相互依存関係を大事にする必要がある訳でラグビー日本代表が日本の進むべき方向を示唆しているような気がしてなりません。
日本は国内需要では成長しない訳ですから外人の感覚を活かしてグローバルな市場で一緒になってビジネスを開拓していく時代です。
そんな時代にワールドカップ日本代表の外国人選手の姿は大いに参考になるしシャイな日本人は変わる必要があるのではないでしょうか!!
外国人と日本人がミックスで仕事できる時代の若い人が羨ましいです。
筆者は4年前外資系企業の日本法人で狩猟民族と言われる米国人と組んで営業を経験しました。狩猟民族型の米国人はお客さんの需要を大きくとらえて大きな商談にしようとします。嘘言ってでもBig Dealにしたがるのです。又Topアプローチをためらうこともありませんでした。
日本企業の意思決定プロセスや根回しを知らない米国人の弱みを筆者がカバーして商談を成功させました。今にして思えば日本人にはない彼らの強さを感じます。
TPP大筋合意により巨大経済圏が誕生して日本企業の市場の在り方はますますアジアを中心に変わっていきます。
企業は一斉にTPP対応準備態勢を急ぐものと思います。又海外現地法人の人事制度も現地外国人を活かす方向に目が向けられるでしょう。
営業の皆さんは自身のお客様の変化を鋭く観察して商談の機会を逃さないようにして欲しいと思います。
RFPなど出る前に仮説提案を仕掛けるぐらいの気概を持って欲しいです。
京セラ創業者であり名誉会長の稲盛和夫さんが著書「生き方」の中で、
同じものを見聞きしてもある人はそこから重要なヒントを得るが
ある人はぼんやり見過ごしてしまう。
その違いは何にあるかといえば日頃の「問題意識」です。
「有意注意」という言葉は、意をもって意を注ぐ、つまり目的をもって真剣に意識や神経を
対象に集中させることです、、、と言われております。